バジルシードとは?
バジルシードという言葉を耳にしたことがない人でも、バジルなら知っていることと思います。バジルは香草としてパスタやピザなどイタリア料理ではごく日常的に使われており、このバジルの種子がバジルシードです。
ここ数年のうちにスーパーフードとして知られるようになりましたが、実は日本国内でのバジルシードの歴史は意外にも古く、江戸時代には漢方として使われていたという話もあります。バジルシードは黒い小さな粒で、黒ごまのようにも見えます。
チアシードとの大きな違い
バジルシードはチアシードともよく比較されますが、共通点を挙げると水に浸すと膨らむことです。しかし、その膨らみ方がチアシードとは大きく違い、チアシードの約30倍にまで膨らむのです。
水を含ませることで食物繊維のグルコマンナンができるので、これを食することで便秘解消やダイエットの効果も期待されるのです。このグルコマンナンがバジルシードの主成分であり、全体のうち5割以上を占めています。
α-リノレン酸も含まれており、体内で不飽和脂肪酸のDHAやEPAに変換する性質があります。ふだん魚をあまり食べない人は、バジルシードを食べておくと、DHAやEPAも摂取できるというわけですね。集中力・記憶力の向上、認知症対策にも希望が持てます。
バジルシードにはアミノ酸や鉄分も多く含まれており、まさに天然のサプリメントですね。
ダイエットに効果的な食べ方
バジルシードは1日に10〜20gを目安に摂取すると良いでしょう。カルシウムも豊富で、1日に5gの摂取で1日に必要とされる量の2割の量が摂れます。
バジルシードは無味無臭ですから、どんな食材にもよく合います。水に浸したバジルシードはヨーグルトのトッピングに、サラダのドレッシングと一緒にかけて食べると良いでしょう。
野菜スープにバジルシードを入れると、アミノ酸やミネラルや食物繊維など栄養バランスが良くなります。オレンジジュースや野菜ジュースにバジルシードを大さじ1杯程度入れて飲むと、ヘルシーなダイエットドリンクになります。バジルシードを入れても味が変わることはありません。
水を浸した後の膨らみが大きいので、スープやドリンクに入れるとバジルシートならではの独特な口触りが楽しめそうですね。