スーパーフード・タイガーナッツとは?
タイガーナッツは、ニューヨーカーの間で火がつき、日本でも注目度が急上昇中のスーパーフードです。ナッツという名がついていますが、 じつはナッツではありません。タイガーナッツはカヤツリグサという雑草の茎の一部なのです。デンプンなどが溜まってできる部分で、ジャガイモなどと同じ実の付き方をする野菜です。
エジプトをはじめ、スペインやアフリカでも栄養食として古くから食べられきたそうです。現在は主にスペインのバレンシアで栽培されています。
どんな味?
タイガーナッツは硬くて噛みごたえがあります。甘味と酸味が合わさったような味で、ナッツに似た香ばしさが口の中に広がります。
栄養素
タイガーナッツには植物繊維やビタミンEが豊富に含まれています。含有量をアーモンドと比べてみると、植物繊維は3倍以上、ビタミンEは2.5以上。それでいてアーモンドよりも低カロリーなのがスーパーフードと呼ばれる所以でしょう。
あとはビタミンB6も比較的多く含まれています。この他、ミネラルやオレイン酸なども豊富です。
タイガーナッツの効果
タイガーナッツには、デトックス効果が期待されています。タイガーナッツに多く含まれる不溶性食物繊維は、腸内環境を良くして便通を促進します。腸内に溜まった有害物質や老廃物を排出してくれるほか、便秘の改善にも効果的です。
アンチエイジングにも効果的です。高い抗酸化作用を持つビタミンEや、皮膚の新陳代謝をサポートするビタミンB6などにより、老化防止や美肌効果が期待できるでしょう。
この他にもダイエット効果が期待されています。これは、タイガーナッツに含まれる難消化性でんぷんの働きによるものです。難消化性でんぷんには血糖値を上げにくくする効果があります。血糖値が上昇するとインスリンというホルモンが分泌され、これが脂肪を体に溜め込んでしまいます。難消化性でんぷんには、これを防ぐ働きがあるのです。また、難消化性でんぷんを多く摂取するほど、脂肪の燃焼率が高まることも確認されています。
ダイエットに効果的な食べ方
上でも紹介したとおり、タイガーナッツには血糖値の急上昇を抑える働きが期待されています。血糖値が急上昇するのは食事のときなので、食前にタイガーナッツを食べるとダイエットに効果的です。
ただし、タイガーナッツはとくに低カロリーではないので、食べ過ぎには注意しましょう。
1粒あたり5kcal程です。
また、1日に食べる量の目安としては、1日8粒くらいが丁度良いと思います。
タイガーナッツ1粒に含まれるビタミンEは約0.8mgほど。日本で定められているビタミンEの適正摂取量は1日8mgですので、他の食事からも摂取することを考えて、このくらいが適量だと思います。