えごまパウダー・えごま油の効果効能とは?摂取量や使い方など

えごま油とは?

えごま油は、以前は健康食品店やデパートの健康食品コーナーでしか見かけませんでした。しかし、今ではスーパーでも頻繁に見かけるようになり、アマニ油やココナッツオイルとともに根強い人気があります。

 

えごま油の「えごま」とは漢字では「荏胡麻」と表わし、えごまはシソ科の一年草の植物です。同じシソ科の植物の仲間にはミント、ローズマリー、バジルなどおなじみのハーブがあります。
えごま油という名前からごまオイルの一種と認識する人もいますが、えごまオイルの別名はしそ油であり、シソ科のえごまの種子から抽出されたオイルです。

 

えごま油の画像

 

えごま油に含まれる栄養素は、鉄分・カリウム・マグネシウム・亜鉛・ビタミンB1・カルシウム・食物繊維・α-リノレン酸・ナイアシンなどです。その中でもっとも注目されるのがα-リノレン酸で、オメガ3系脂肪酸のひとつです。体内では精製することのできない栄養素であり、α-リノレン酸を体内に摂り込むとDHAに変換する働きをします。

えごまパウダーとは?

えごま油なら知っているけれどえごまパウダーは知らない、そのような人も多いようです。えごまの種子を抽出したオイル成分がえごま油、えごまの種子を細かく粉末にしたのがえごまパウダーです。

 

えごま油は身体に良い油ですが、液体なので品質管理に十分に注意しておかないと酸化しやすいのが難点です。その点、えごまパウダーは粉末タイプなので品質が劣化しにくく、冷蔵庫に入れておけば安定した品質を保つことができます。

 

期待される効果は?

えごまオイルとえごまパウダーに期待される効果は、記憶力・集中力の向上・認知症予防・精神の安定・アンチエイジングなどです。

摂取量や使い方など

えごま油とえごまパウダーは栄養価が高く身体に良い食材ですが、過剰に摂取しないように注意しましょう。1日の摂取量の目安は小さじ1〜2杯程度、2g〜5g程度で十分です。

 

えごま油は熱に弱く、熱に触れると酸化する性質があるため、加熱して使うのはおすすめできません。野菜サラダにかけて食べる、スムージーや野菜ジュースに小さじ1杯分のえごま油を入れて飲む方法があります。えごま油の上手な使い方のコツは、熱を加えずに使うこと、油を生で摂取することです。

 

えごまパウダーは、ラーメンやうどん、そばのトッピングに使うと香ばしくて食欲がそそられます。野菜サラダや冷や奴にかけてもおいしくいただけます。えごまパウダーの上手な使い方のコツは、香りを楽しむことです。